とあるフリーランスの昼寝言

フリーランスライターの雑記

あれもやりたい症候群の人は、一度立ち止まって「なぜやるか?」を自分に問いかけよう

「やりたいことがたくさんあって、どれも中途半端になってしまうんですよね」という話を知り合いから聞いた。

すごく共感してしまったのだが、実は私も多動なる人だ。常に興味が移り変わり、ゼロからある程度形になると、飽きてしまう。

これは自分でも止められない現象で、誰にも止められない。周りには、事業を始めたことで、そこに興味を持ち続けられている人は多数いるが、自分は独立してもまだ中途パンパな感じが否めない。

なぜなら、今も「あれをやりたいこれをやりたい」と頭の中で思っているからだ。

興味が移り変わる人へのよくあるアドバイス

そんな私や知り合いのような人に送られるアドバイスが、「まずは小さく初めてみたら?」というもの。やりたいことが多数あるなら、全てを小さくやってみろというわけだ。これは確かに一理ある。少しだけやってみることで、満足する場合もあるからだ。

知り合いともこの方法は語られたが、必ずしもこれがフィットするわけではなさそうだった。

僕たちは、興味の移り変わりの裏には、「自分は何をしたいのか?」という自己実現的な思想が紛れ込んでいる。これが話をややこしくしており、「小さくやってみる」という無敵の解決策の効果を薄くしている。

少しやってみたところで、「これは自分のやりたいことではない」と「この仕事や夢はうまくいきそうに無い」という決して交わらない思想を1つにしてしまっているのだ。要は、こじらせているわけだ。

これは、「好きなことで食べていく」と「得意なことで食べていく」が決して交わらないのと同じだ。

解決策はなぜ自分がやるのか?を問いかける

しかし、いい解決策を見つけた。それは、自分への問いかけだ。今更何をと思うかもしれないが、これが非常に効果的だった。僕たちは、なんとなく興味あるものが頭の中にふわふわと浮いている。それは、他人への嫉妬心や自分の現状への不満、はたまた年齢的な焦りもあるかもしれない。

そんな状態の人には、「なぜ自分がやるのか?」という問いは非常にいい。

例えば、営業職をしていて、地域を紹介するWebサイトをやりたいと思ったとする。そんな時、「なぜ自分がやるのか?」と問いかけてみよう。

「そこに住んでいるから」「他にサイトがないから」など色々と理由が挙げられる。その中に自分がやるべき理由があるなら、やる。ないならやらないようにしよう。

せっかくのアイデアがと思うかもしれないが、大丈夫。あなたの中には多くのアイデアがあるんだから。

結局、それが長続きする理由にもなる。なぜ自分がやるのか?は自分がやらなければいけない理由を明確にできるからだ。

だからもし「あれもやりたい症候群」の人は、まずはなぜ自分がやるのか?を自分に問いただしてみるといいだろう。