とあるフリーランスの昼寝言

フリーランスライターの雑記

インタビュー記事ではなく、インタビューがよかったと言われるようになった

インタビュー記事って、ほんとうに大変なんです。

記事の構成を事前に持っていて、そこからブレイクダウンした質問を投げかけるのですが、こちらの思い通りの答えはかえってきません。

さらにインタビュー中におもしろい話題が見つかったら、そこを掘り下げたり。予定通りにいかないのがインタビューなんです。

だいたいインタビューが終わった時点で記事の90%は完成しているというのもやっかいで、ライティング能力ではなく聞き出す能力のほうが求められます。

そんな中、最近うれしいことを良く言われるようになりました。

「インタビューよかったよ〜。さすが聞き出すプロだね」

「しまけんさんだと、なんでもしゃべっちゃうよ〜」

今までは文章の書き方みたいなところを褒めていただくことはあったのですが、ここ最近はインタビュー自体を褒めてもらえるようになってきました。ほんとうにありがたいです。ありがたい!!!感謝です!!うれぴー!

聞き出す力って、どうやって上げていけばいいのか今までずっと悩んでいました。話すことより、聞き出すことのほうが難しいと実感する日々です。

お互い初対面で、1時間という限られた時間。その中で心を開いてもらう必要があります。

10〜20分話したら、どこかのタイミングで「あ、今心開いてくれた」という瞬間があります。

それは相手の表情や仕草、話し方に現れます。それが現れるまで、相手のスイッチがどこにあるのか、どんな言葉に反応するのか、ハラハラしながらインタビューしています。

1時間のインタビューが終わったら、僕は干物のように干からびているので、その日はもう仕事しません。それだけ脳をフル回転させて、全神経を目の前の人に向けているんだと思います。