とあるフリーランスの昼寝言

フリーランスライターの雑記

フリーランスになってお金が「消費するもの」から「投資するもの」に変わった

こんにちは、フリーランスライターのしまけんです。

会社辞めてからほぼ1年がたちました。なんとか生きてこれたのも、クライアントや家族、友人など支えてくれる人たちがいたからこそ。熱烈感謝です!

1年とはなんとも早いものですねー。フリーランスになって大きく変わったものってあったかなーと考えてみたのですが、お金に対する姿勢というかマインドかなーと思います。

貯金が減っていく不安

私が独立したときは、売上が3万くらいしかありませんでした。車や保険など、固定費で毎月20万円近く支出があったので、正直さみしすぎる数字。案の定、毎日かつかつな生活を送っていました。

 

こちらのヨッピーさんの本にもありますが、独立するときには1年間生きていくだけの貯金と、毎月10万円の副収入が必要であるというのはほんとそうだなと心の底から思ってます。私の場合、支出と収入をプラマイゼロにするまでだいぶ時間がかかり、本当に資金繰りで毎日悩んでいましたから、他の人にはそんな無茶してほしくありません。

やっぱりお金って、精神を狂わせる元凶だと思うのです。お金がなければないで心配や不安などに頭を悩ませ、あればあるでお金に踊らされます。ただお金はないよりあったほうがいいということは言えると思います。なぜなら、お金がない状態は心貧しくさせるから。

私の場合、人生で2度お金がない状態を経験しました。1度めは、台湾で働いていたとき。当時、シンガポールのマクロソフトを退職し、貯金がほぼない状態で台湾へ行きました。貯金は10万円とかだったかな。すぐに現地で仕事を探し初めて、ビラ配りやったり、ホステルの管理人やったり、やれることはとにかくやりました。

ただお金が本当になかったから、朝に食パン1枚と夜に水餃子8個食べるだけの生活を3ヶ月くらいしていましたね。死ぬかと思いました。

2回めは、まさにフリーランスになってから。売上に対して、支出が大きく、なんどお金を借りようと思ったことか。

どちらにも共通していえるのは、お金がないため、友人や知り合いからの誘いを断らないといけないということ。これは非常につらかった。特に台湾にいたときは、最高に辛かった。

また、目先のお金に意識がいきがちで、とにかく小銭稼ぎと節約一直線。もうマインドが腐りきっていました。こんな状態では、新しいこともできないし、事業も大きくできるわけありません。しかも、そんな自分に対して自暴自棄になり、負のループ完成。

だから、ある程度お金に余裕が必要だなと今では思っています。お金があれば、無駄な不安がなくなり心に余裕が生まれるからです。

収益=給料ではない

フリーランスになったときは、収益がすべて給料だと思っていました。でも、そう考えていると危険。やっぱりフリーランスでも法人と同じように、事業用のお金と自分の給料はわけて考えるべきですね。

つまり、毎月自分の給料を決めておき、それ以上利益が出たとしても、それは内部留保という形でおいておく。そうしないと、次の事業への投資ができなくなってしまいます。特に、法人を目指しているフリーランスなら、儲けたお金=すべて自分のお金という認識はすぐに捨てたほうがいいでしょう。

消費から投資へ

これが一番重要かもしれません。お金の使い方が変わりました。正確に言えば、お金の使い方にたいする認識がかわりました。サラリーマン時代は、僕の中でお金は消費するものでした。いい車を買って、いい場所に住んで、いいものを食べて。もちろん、本を買ったり、スキルを磨いたり、自己投資はしていましたが微々たるもの。

独立してからというもの、この消費という認識が大きく崩れ去り、投資と見るようになりました。クライアントと飲みに行く、体をシェイプアップする、レストランのリサーチをする。お金で自分の私腹をこやして終わりではなく、新しいこと、次につながりそうなことにお金を回す。これこそ投資的なお金の使い方です。

恥ずかしいことに会社員時代はこれができていませんでした。たとえば、東京でセミナーがあるといっても、会社員時代は自費で行くことなんて考えません。でも今なら、自分のスキルアップに繋がるとわかれば、そっこー行くでしょう。このようなことが、山のようにあります。

まとめ

お金に対するマインドが大きく変わったことは嬉しい誤算でした。独立して良かったと感じることは多々ありますが、お金に対するマインドの変化は想定外でした。やっぱり動かないとわからないことってたくさんありますね。とりあえず、やってから考えればいいかなと思います。

西野さんのこの本よかったです。