とあるフリーランスの昼寝言

フリーランスライターの雑記

凡人が生き抜くためには戦う場所を選べ

私は凡人です。

よく忘れ物をしたり、相手の言ってることを理解できなかったり、集中力もそこまでたかくなかったり、成績もいいわけではありませんでした。そんな私が、日本を飛び出し台湾とシンガポールで働いていたのが、3年前。フリーランスとして生き抜くために、大切な気づきを得ることができました。

人の価値は、場所で決まる

私は、英語が少しできたのでシンガポール時代は、アメリカ企業の指示を日本へ伝える仕事をしていました。シンガポールのビジネスシーンでは英語が公用語で、日本人が英語を話せればそれなりに仕事はあります。むしろ、英語ができない日本人が多いため需要は高かったように思います。(現在はわかりません)

それから、台湾に移動して就職活動をしました。しかし、全く仕事が見つかりませんでした。なぜなら、台湾は中国語が第一言語だからです。中国が話せない自分は幼稚園児以下の価値しかないのだと思い、当時よくしてもらっていたホステルのオーナーから仕事をもらっていました。

なんと、毎日1000円の給料でビラ配り。他のバイトをしても、月30,000円ちょっとを稼ぐのが精一杯でした。シンガポールにいた時は、月30万円以上もらっていましたので、なんと給料が10分の1になりました。スキルは何も変わっていないのに、働く国でここまで変わるのかと思いました。

私はこの経験から、戦う場所によって自分の価値が変わることを知りました。今、どんなに価値のあるスキルを持っていたとしても、場所によっては必要とされないのです。凡人が生き残って行くためには、自分の価値を最大化できる場所を選ぶ必要があります。

戦う場所の選び方

それではどのように戦う場所を選べばいいのでしょうか。最適な方法を3つご紹介します。

1. 需要の高い場所に行く

需要の高い業界であれば、自分が活躍できる可能性も高くなります。ただ、凡人が長く生き残って行くのはたいへんです。将来的には、競争になる可能性もあります。今、プログラマーは、需要高いですよね。シリコンバレーで給料2000万とかもらって生活すればいいと思います。でも、需要はいつなくなるかわかりません。

2. コンペチターがいない場所へ行く

私にとってのシンガポールです。需要が高いというより、競争相手がいないので自分の好きなようにことを運べます。難しい言葉で、ブルーオーシャン戦略とも言うようです。東京にいる人は、地方へ行くと言うのもいいでしょう。

3. 今後成長する場所へ行く

今はあまり知名度がなくても、今後成長していく可能性がある場所へ行く方法です。優秀な人は、基本そういうところへ行きません。今の場所で十分優位性を保っていられるからです。アフリカとかいいと思います。

戦わずして勝つが最強

スキルを高めて、他の人に勝つと考える人が多いかもしれませんが、戦うことを念頭においてはいけません。優秀な人に負けます。優秀な人がわざわざ手を出さない場所、もしくは出せない場所を目指しましょう。そうすれば、戦う必要もありません。

個人的にはこれは事業にも言えると思います。競合がいる場所でシェアを10%取るより、誰もやらないようなニッチな市場で、100%のシェアを取ればいいんです。その方が楽ですよね。イーロンマスクに車やロケット開発で挑むのではなく、イーロンマスクがやっていない事業に進むのです。

海外で自分の価値が場所によって変わるということを経験してから、何かするときには、戦う場所(フィールド)を吟味するようになりました。自分のスキルが低くても、戦う場所さえ間違えなければ生きていけるのです。

価値を最大化できる場所×好きな場所の組み合わせが最強

あとは、好きな場所で戦うというのも大切です。私が台湾に行ったのは、台湾が好きだったから。理由はよくわかりません。みなさんが、ディズニーランドを好きなように私は台湾が好きだったのです。給料が低くても生きていけたのは、好きと言う感情が自分の気持ちを支えてくれていたからです。

この、自分の価値を最大にできる場所と、好きな場所が一致すると最強だと思います。私にとって、東京はこれには当てはまらないかな・・・。

それでは今日はこれで終わります。